2018年9月16日日曜日

白衣のない医療

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どこの国も異常気象。昨日泳げるくらいの温度になったと思ったら、今日は寒くて仕方がない。また冬に逆戻りのようだ。

最近ふと考えた。ここに来てから家庭医や専門医などの診察を受けたし、病院の救急外来にもいったことがある。でも、ここには白衣の天使もいなければ、白衣を着た医師もいない。

看護士は一応制服をきているが白衣ではなく、事務の人か看護士か区別がつかない。また、白衣を着ている医師をみたこともない。診察室にいくと、ベッドもあるし、医師は診察もする。しかし、白衣でなく、自分たちの好きな普段着をきている。だから、診察用のベッドを除けば、個室でビジネスミーティングをしているような感じだ。

私の手術をした外科医もあるときはスーツ、あるときはジーンズにセーターというスタイルで病室にあらわれた。知らなければ、患者をお見舞いに来た知り合いか、レントゲン技師なのか、リハビリの人か、ドクターかはわからない。

どうして、白衣が廃止されたかわからないが、ただ、緊張感はなくなる。ドクターというより、人と人という感じで、威圧感はない。

白衣になれた国から来た患者は違和感を感じるかも知れないけど、慣れると、かえって、白衣が不思議に思われるのが面白い。


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