2018年11月11日日曜日

肝のう胞サポートグループ

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FBをはじめてから何年にもなる。知らないうちにときは過ぎていくものだ。しかし、しばらくするとマンネリ化して興味を失う。

FBで友人だった人たちも抜けていく人が多いし、亡くなった方もいる。私も興味を失いかけている。1週間毎日の投稿が週3回に、時々は週1回もないときもある。

それに私はFBでハッピーにしていられる場合ではない。私は再発を案じ、これからのことを考えると不安が募ってきていた。そんな中でまさかと思いつつ、同じ病気のグループがないかと検索したらあったのです。イギリスのグループが中心に立ち上げたclosed groupで、そこには同じ病気の人たちだけが励ましあっていた。英語圏の人たちが中心だが、私も仲間に入れたもらった。1000個ののう胞を抱えて生活しているひと。肝移植を待っている人、。。そんな人たちの中で、症状や治療法の情報交換もし、お互いに励ましあっている。FBも捨てたものではないと思ったのだ。

もし、これを読んでいる人の中で同じような病気を診断された人、治療をしている人、これから治療をする人、是非、このグループに参加してください。Policystic liver Disease Support Group といれれば出てくるはずです。

やっかいで、とても稀な病気にかかってしまいましたが、一日一日を大切に過ごしかないです。


2018年11月4日日曜日

手術のあとの苦痛

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Photo: Keykodesign in My Clarence Valley
ジャカランタ


随分長くブログをご無沙汰してしまった。あたりはジャカランタが咲く春、しかしここの春は短く、すぐに夏になる。暑いクリスマス、そして、お正月に向かってまっしぐらだ。

病気はたいていの場合は、悪いところを除けば、元に戻る。私の場合は症状もなく太っているんだと思ってすごしたおおよそ10年。毎日、どうしてこんなにお腹が大きいのかわからず、ジムで汗かきながら、いつか平らなお腹になるぞと夢みていた。

4時間の手術でその夢が現実になった。夢にまで見た平らなお腹。体重もグーと減った。もちろん5キロの水袋を抱えていたから。タイトなスカートもばっちり。大きなウエストのスカートは落ちてしまう。着られなかったワンピースは努力しなくてもはいる。スリムな格好をしてあるけば、人の目も引く。もうお腹を隠す服はいらない。

え!これ誰だろう。で、どんな服を着ろっていうんだろう。本当に私かな?これからどんな格好をして会社に行けばいいんだろう。

ジムに戻った。ウエイト、自転車、クロストレーニング。。と少しやれば、体重は減っていく。食べるものも変わってしまった。食物の嗜好が変化してしまった。

もちろん体がついていけるわけではない。押されていた臓器が元にもどって、各臓器もびっくりしているんだろう。まずは過敏性大腸炎。その次は高血圧。次々と起こる体の異常にGPとの関係が濃くなっていく。ほとんど毎週問題があっていくからもう友人のようだ。

傷口は大分小さくなったが、まだ、思い出したように痛みがある。そして、その傷口を見るたびに手術のことを思い出す。

大きな手術のあとのこころのケアをどこかでしないと。癌で戦う人たちも本当に大変だろうなと。。病気の人たちの気持ちがよくわかるようになった。


2018年9月23日日曜日

ペットは癒し

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最近、ここゴールドコーストではワンコの登録は60歳以上は無料になった。それだけ、年配の人にもペットを飼って欲しいということだ。もっとこの条例で子供たちがすべてペットを親の名前で登録することになり、60歳以上の人でペットを飼っている人の数がぐっと増えたことになるのだが。。。(笑)

日本でははっきりとは言わないが60歳以上の人がペットをもらいにいっても渡さないところがでてきているとFBでコメントをもらった。最後まで飼えないからと。

さて、それでは18歳なら、最後まで飼えますか? 高校を卒業し、大学に入り、下宿やアパートを借りたら、ペットを一緒に連れていくとは思えない。両親に預け、休みのときに戻ってくるだけ。。それでは28歳なら最後まで飼えますか? 結婚して子供ができたら、今までのようにペットを世話できますか? さて、高齢なら、人生がそう変わることはない、病気になる率は高いし、もしかしたら、死亡する確率も高いかもしれない。しかし、それは若い人たちの人生の変化と比べてあまり変わらない。

ペットは子供たちがそれぞれ独立したり、パートナーを亡くしたりした人たちの癒しとなる。日本は他国に比べて、ペットはあまり大事にされていないし、ぬいぐるみのような感覚で飼っている人もいる。それに、どこにも引き取られなくて、殺されるペットも多い。そんな国で今度は60歳以上を暗黙のうちに除外したら、もっと殺されるペットがでてくる。

かわいそうなペットたち、人間の都合で振り回されて、もらう人がいないというだけで、殺される。だったら、もっと、飼う条件を厳しくしたらいい。犬畜生なんていう言葉がまかり通り場所に生まれたペットたちはかわいそうだな。。と自分のワンコを見ながら思います。


2018年9月16日日曜日

白衣のない医療

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どこの国も異常気象。昨日泳げるくらいの温度になったと思ったら、今日は寒くて仕方がない。また冬に逆戻りのようだ。

最近ふと考えた。ここに来てから家庭医や専門医などの診察を受けたし、病院の救急外来にもいったことがある。でも、ここには白衣の天使もいなければ、白衣を着た医師もいない。

看護士は一応制服をきているが白衣ではなく、事務の人か看護士か区別がつかない。また、白衣を着ている医師をみたこともない。診察室にいくと、ベッドもあるし、医師は診察もする。しかし、白衣でなく、自分たちの好きな普段着をきている。だから、診察用のベッドを除けば、個室でビジネスミーティングをしているような感じだ。

私の手術をした外科医もあるときはスーツ、あるときはジーンズにセーターというスタイルで病室にあらわれた。知らなければ、患者をお見舞いに来た知り合いか、レントゲン技師なのか、リハビリの人か、ドクターかはわからない。

どうして、白衣が廃止されたかわからないが、ただ、緊張感はなくなる。ドクターというより、人と人という感じで、威圧感はない。

白衣になれた国から来た患者は違和感を感じるかも知れないけど、慣れると、かえって、白衣が不思議に思われるのが面白い。


2018年9月2日日曜日

自然と住宅と人間の調和

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少し病気の話から離れて、自然の話へ戻ることにします。

住宅地を作るとき、自然は破壊される。当然のことだ。しかし、この大きな土地では自然を残すこともできる。ゴールドコーストにあるxxレークはデベロッパーにより作られた住宅街だ。中には学校もある。この住宅郡の道路を隔てたところはゴルフコースだ。

何もなかったところにはじめは公園のようなものができたと思ったら、次は住宅、一個建て住宅、タウンハウス、マンション。。いろいろな形の住宅が3つの島の中にある。島は橋でむすばれている。島の周りは川のような湖のようなすなわち住宅は水辺に建っているのです。長い間に住宅がたくさん建って、すっかり、変わったにもかかわらず、その一番端にある湿地帯はそのままのこされている。その湿地には黒鳥、ペリカン、その他の鳥たちが生活している。そして、その間をその周りにすむ住人が散歩をしたり、ジョギングをしたり、サイクリングをしたりしている。中にはカヤックなどを楽しんでいる人もいる。川沿いに建つ家からは日の出か日の入りが見える。冬には川からたつ霧で、神秘的な光景が見える。もちろん、この住宅郡には外からも自由に入れる。私のように写真を写したり、ワンコの散歩に来る人もたくさんいる。

この美しい住宅郡にはさまざまな国籍の人たちが住んでいる。ただ、この自然を楽しむあまり、あるいは、自然のない国からきている人たちが湿地に住む鳥たちに人間の食べ物を与えたりするのを見るとやはり悲しい気がする。自然は自然のままが美しいのであって、人間が手を貸すべきではないと思う。自然のサイクルを壊すことになる。

黒鳥に赤ちゃんが生まれると、親が人間を威嚇するようになる。それでも、鷲などに、赤ちゃんを取られてなかなか育たなかったのが何年か前にようやくすべての赤ちゃんが無事成人してうれしかった。ワンコたちも200メートル以内にちかづかないよう決められている。

先日ひさしぶりにここに朝行ってみた。相変わらず美しい景色はかわっていなかった。



2018年8月26日日曜日

日本は痛みの文化?

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以前、山の上の小さなコッテージで外科医と麻酔医のカップルに出会った。話が進み、いろいろ話をするうちに、麻酔医が突然、「日本って痛みに耐えることが文化なの?」えええ。。。

確かに、こちらに来てから聞いたり体験したりして、ここでは痛みを極限に減らす努力をしているのに気がついた。足首を折ったとき、神経をはずれたのか、痛みはなかった。。ドクターが錠剤をもってきて、「これ飲んで、痛いでしょう?」 「え!痛みないんです」「すぐに痛くなるから」??

ほとんどの検査も手術も全身麻酔、胃の検査や腸の検査も全身麻酔。。あまり痛みを感じることはない。手術の後だって、痛み止めの大量投与、それだけが焦点のような治療。全身麻酔は体に悪いからなんていうのは日本だけ?! 

そういえば、医師が痛いところを触ったとすると、日本では「ああ。。そこが痛いんですね」くらいですが、、この何でも誤りはしないこの国では「ああ。。ごめんなさい」と。

もちろん全身麻酔をするには何時間前からか、何も食べられないし、飲めない、手術や検査が終わり、食べてもいい状態の患者にはサンドイッチやソフトドリンクがまっている。私も足首の手術をしたときは「早く起きて、食べなさい」と。。おなかがすいてるから、機内食のような食事でもおいしく食べられる。(笑)

痛みがでそうなときはあらかじめ手術の終わるころに、手術をしたところに局所麻酔をするからしばらくは痛みは感じない。それでも、次第に痛みを感じるようになれば、また、痛み止めだ。

私も術後はモルヒネに近い薬を投与されていた。まあ。。患者としては、痛みは感じたくないから。。こっちの方がいいかな。。て。

私の友人が日本で大腸がんの手術をして、痛み止めで寝ていたら、血圧がさがったので、一晩、痛み止めなしで、ベットの上で死ぬかと思うくらいいたかったと。。

ひさしぶりに遠出をして写真を撮りにいったら、頭の上に。。

2018年8月19日日曜日

美しい自然の中で傷を癒す。_肝のう胞手術後

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元の生活には戻ったものの、まだ、重いものをもちあげられないので、体重の重い私のワンコは預けっぱなし、やっと6週間がたって、来週私のと
公立の大学病院
ころに戻ってくることになった。

今週はすごい痛みで病院に逆戻り、検査をしたが、瘢痕組織とやらが原因ということで、無事退院。フツーの生活にはまだまだ遠い気がした。

退院してから気がついたのだが、私の心臓の心室のひとつはのう胞でおされ、すごく小さくなって、血液の循環が悪くなっていたといわれた。ゆっくり元に戻るそうだが、まだ、歩くと、時々深呼吸をして血液を循環させないといけない。まあ、そうすぐには元の大きさに戻るわけではないので、気長に構えているが。。それにしても、、一度手術すると後も大変だな。。と実感している。

しかし、自然の美しさの中を歩ける幸せを新たにかみしめている。いろいろとつらい治療を受けなくてはいけなくて、人間の尊厳も保てないなんてやけになった日もあったけど。。大きなのう胞がなくなり、おなかは手術の腫れを除けば、ほぼ、平ら、。。こんな体を味わったのは何十年ぶりか。。会社に超体ぴったりの服をきて、入っていける。。フツーのことがとてもうれしい。今まで、何十年もひたすら大きなおなかを隠すことだけを考えてきたからだ。よく考えれば、随分過酷な病気だと思った。

顔色も悪く、おなかも大きい。。服はだぶだぶ、そんな私はあまり振り返ってもらえなかった。人は顔や体系ではないけど。。やはり、細くなってからのみんなの目が違うことに気がついた。

美しい日の出に心をあらわれて、新しい人生への出発!!

2018年8月3日金曜日

再度生かされて_肝のう胞手術

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今でも、退院の日の朝陽を覚えている。新しい命を与えられたような美しい朝陽だった。病院の形が特殊で、4方向にガラスのラウンジがあり、朝陽も夕陽も含めたいろいろな景色が見られる工夫がされていた。

4時間も全身麻酔で呼吸器につけられていた私の胸は術後圧迫感があり、フィジオに呼吸の練習をさせられた。初めて、少し長距離の散歩に出たとき、汗が噴出し、何回もとまって、習った呼吸方法を実践した。呼吸は動けば動くほど、楽になり、今ではほとんど立ち止まって、深呼吸をすることはなくなった。

退院の日の朝
痛みもまだ思い出したようにある。でも、耐えられなかった痛みは一度だけ。どうしても耐えられなかった私はパナドール系の薬を急いで口にいれた。後は、時間とともに痛みはなくなると思っている。いくらキーホールでの手術とは言え、メスを入れたことには変わりはない。ちょっとした怪我でも完全に閉じるまでは長
くかかるんだから。。メスを入れたところはやはり時間がかかるのだろう。

久しぶりにビーチを歩き、朝陽の写真を撮ったり、景色を眺めたり。。つくづく、手術が成功してよかったと思っている。与えられた命の気がしている。そして、この自然の中に身をおいて、体でその美しさを感じることができる幸せを一杯感じた。

そして、執刀してくれた先生、術後のわがままな患者の世話をしてくれた看護士さんたち、執刀医のオフィスで明るく振舞ってくれたレセプションの人たち、そして、FBやテキストで、メッセージを送ってくれたり、病室にお見舞いにきてくれた人たち。。私がワンコの心配をしないように預かってくれたご夫婦、本当に今回いろいろな人のお世話になった。これからは生かされた私はこの人たちのために無駄なく、ここで、生きていこうと、朝陽に誓った。

2018年7月27日金曜日

自分で納得の医師をえらぶ

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この国は日本のようにさて、外科に行ってみるかとは行かない。まずはGPにいって、本当に専門医(外科とか整形とか。。)に行く必要があるかどうかを見てもらわなくてはいけない。

私の場合は、GPが血液検査と超音波検査に私を送り、その結果を見た段階で専門医の診察が必要だというくらい悪かった。そこで、GPが知っている外科医を選んで紹介状を書いてくれる。私も紹介状と外科医の名前をもらった。で、家に帰って、その外科医の評判をグーグルしてみたが、いまいち、腕はよいが術後の管理に問題があることがわかった。そして、肝臓の専門医ではない。以前に足首の骨折のとき、とんでもない専門医にまわされて大変な思いをしたのを思い出して、自分で今回は専門医を選ばしてもらうことにした。
ゴールドコーストホスピタル (公立)

しばらくグーグルして、レビューをみて、一人の医師を選んだ。オーストラリア人ではないが肝臓の専門家だ。レビューもなかなか良い。で、改めてGPに戻り、紹介状を書き換えてもらった。普通はしないことだが、私は病気の重さにびっくりして、どうしても、肝臓の専門医に見て欲しかった。でも、自分の選択に自信があったわけではなく、最後まで不安だったのは確かだ。

最初に診察を受けたとき、私は自分の選択が正しかったような気になった。大学で教える教授、外科医の二つの顔をもつが、おごるところはなく、親切である。説明もちゃんとしてくれるし、ユーモアもある。でも、2回ほどあって、最後まで信じるのはちょっと難しい。

病院に入院してから、スタッフたちにすごく人気があることがわかった。彼はハンサムだけど、それではない、患者にすごく親切だし、すごくきちんとしていると。ほっとした。でも手術が終わるまでは不安だったのは確かだ。

手術が終わった翌日は日曜日。ジーンズにセーターをきた彼は何気なくはいってきて、診察して帰っていった。それが最後まで変わらなかった。私はよい外科医にあったと。初めておもったのです。大きな手術をするときは自分が一番信頼できるドクターを選ぶのが一番いい。私は最初紹介されたドクターでなくてよかったと最後は思った。

2018年7月25日水曜日

急速なリカバリーと退院

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この国の退院は早い。大事をとってなんていう考え方はない。もうドクターが来なくても安定していて動けるようになれば、追い出される。

私もシャワーを一人であびて、ドレインもなくなり、点滴もなくなれば、あとは腸が動くかどうか。下剤のような粉を飲まされてそれが効けば、後は、ドクターのすることはない。人間の体が自然に回復するのを待つだけだ。

月曜日に管つきから解放され、フィジオも2日間で終わり、多少動けるようになった、木曜日。退院してもいいって。。。そんな。。退院は万一を考えて、知り合いが迎えに来なくてはいけない。半日で仕事を持っている友人に迎えを頼むことはできない。そこで、次の朝まで待ってもらい、薬をもらい、注意事項を看護婦さんと確認。退院となった。

歩けるようになると、病院生活は退屈になるから潮時かもしれなかった。

日本の外科医とちがって、ここの外科医は時間も自由になるし、包帯などの交換はしなくていい。つまり、外科医は病院に属しているわけでなく、病院を借りて手術をし、患者を置かせてもらって、看護職員を借りているだけなのだ。患者はそれぞれかけている保険でちがうが、別々にいろいろなところから請求書をもらって、払うことになる。執刀医、薬屋、レントゲン会社、病理会社、麻酔医師。。これでもかこれでもかと請求書が舞い込む。これを先払いして、medicareそして自分のかけている保険会社に一部あるいは全部を返金してもらう。中には、自分たちで保険会社に請求してくれるところもある。その場合は、私は差額だけを払えばいい。

私はまだ肝臓の中に1つのう胞を残しているし、脂肪がたりなかったので、のう胞があった場所をすべて埋められたわけではない。ドクターは再発の可能性を否定はしなかった。ただ、今度再発したときはこんなに大きくならない前に何とかできるので、簡単な手術になるとおもうが。。そんなことを心配していたらきりがないので、まあ。。がんでなかっただけでもラッキーだったの思うようにしている。


2018年7月24日火曜日

リカバリーへのスタート

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体からの管がとれて、点滴もなくなれば、あとはリカバリーへと向かうだけになる。友人たちもお見舞いにきてくれたというか。。新築の病院内の見学にきたというのか。。

フィジオ(リハビリ)がはじまった。全身麻酔で胸が圧迫されたあとは、上手く呼吸ができない。呼吸のリズムを元に戻すための呼吸の練習、そして、歩く練習。管がなければ、歩くのは簡単だ。距離は歩けないからゆっくり病院内の見学。そして、ベットから痛みの部分に力を入れずに起きる練習。簡単なことが結構弱ったからだには大変だ。

ドクターは何を食べてもいいといったので、夕方は友人のご主人に頼んで、おすしを買ってきてもらった。普段はここのお寿司なんておいしくないし。。なんて思っていたけど、術後の寿司は格別だった。

規則正しい病院生活もやっと少しなれてきた。ここには若い医師をつれての回診はない。私の担当医は大学での教授でもあったが、一人で診察のない日はジーンズとセーターでやってきた。看護婦が一人ついていて、医師が指示したことをノートするだけだ。やはり、ぞろぞろたくさんの人が来て自分の体をみていくのには抵抗がある。看護婦は変わるたびに白板に名前を書き換えて自己紹介してかえっていく。3つのシフトでできていて、朝、そして、午後から11時まで、あとは夜中のシフトだ。それに、看護学校の学生が時々ついていろいろ学んでいた。

お見舞いは部屋に名前がないだけに、苗字をしらないと探し出すのが大変だ。私は日本人だし、同じような名前がなかったので、ラッキーだったが。。同じ名前だと、苗字をしらないとなかなか部屋はみつからない。

また、部屋にいきついても、部屋の外には名前はないので、カーテンを開けて顔をみるまでは本当に其の部屋かどうか不安だ。私もお見舞いをするとき、不安だったのを覚えてる。

こんな風にして、少しづつ回復に向かう兆しがみえてきた。

2018年7月23日月曜日

術後 (肝のう胞開窓術)

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手術2日目のお昼、ついにICUをでて普通の病棟に運ばれることになった。

サーファーズパラダイスの高層ビルを遠くにみる素敵な部屋。もちろん個室だった。コーナーにシャワールームとトイレがあり、部屋は8畳から10畳くらいあった。

病院のベジタリアンのメニュー
しかし、私はまだ袋とドレイン尽き。点滴も腕に。2日目の夜を迎えた、近代的な点滴装置がリズミカルな音をたてて一晩眠れなかったし、トイレに行きたくても、たつわけにもいかず、垂れ流し状態に情けなくなって。。人間の尊厳なんか何もないような気がしてきた。寝たきり老人とかいうけど。。こんな風になってしまったら、毎日がつらいだろうなと思った。

次の朝になって、ドクターがやっと、点滴の管などを含めてすべてをはずしてもいいと言った。この瞬間をずーと待っていた。すべてが外れたとき、急いで、トイレにいって。。自分でトイレのできるそんな基本的な行動にすごく感謝した。

ある日のお昼
そしてシャワー!!3日ぶりに浴びたシャワーですっきり。看護士たちからも、リフレッシュしたねって喜んでもらった。其の晩は7時ごろには電気をけして、よく寝た。面会時間は一応はあるけれど、そんなに厳しくはない。そして、この病院には消灯時間はない。個室で、ボタンひとつでライトもテレビも操作できるから、、ドアを閉めてしまえば、外に音が響くこともなく、自分の寝たい時間に眠れる。消灯時間があっても寝られない人は寝られないし、もっと早く寝たい人もいるとおもう。生活習慣の違う人たちが入院しているのだから、消灯時間に一斉に眠りにつくことは不可能だ。

食事はあらかじめそれぞれの嗜好、たとえば、ベジタリアン、ヒンズーでXX肉は食べないなど。。それぞれにあわせてメニューが朝くる。もちろん食べてはいいもの、たべてはいけないものはドクターの指示に従う。メニューのなかから自分の食べたいものを選らんでおけば、それにしたがって食事はでてくる。みんなが同じものを食べるのは無理なような気がする。やはり、病気上がりには栄養が大切だ。好きなものを食べるのが一番いいとおもう。

こうして、やっと”通常”の病院生活の始まりとなった。友人たちもお花を持ってたずねてくれた。




2018年7月22日日曜日

手術

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待ちにまった。。。シアターに運ばれていったのは12時を過ぎていた。執刀医はまだ前の患者の手術をしていた。待つこと30分以上で執刀医や麻酔医が話しかけにきたが。。。緊張している私は笑う気にもなれなかった。時間が延びたのもあって、私には付き添いはなし。。最後は「先生今度また会えるかしら?」なんて私は馬鹿なことを聞いたのに、執刀医は考えてから。。「火曜日」よく意味のわからない会話を終えて、シアターにはいった。。執刀医は翌日患者を見に来るにきまっている。

そこで、数を数えてください。。。なんて映画のようなシーンはなく、これから忙しいのよねと麻酔チームがいったとおもったら、カリフラワーのような無影燈をみているうちに気が遠くなっていった。

これは普通の病室(シャワールーム、トイレつき)
起きたときには、なんか生きているのか生きていないのかわからなかった。ベットが移動されている音と、遠くで、誰かが、私の友人に手術の様子を話しているのが聞こえた。ただ、意識が交錯しているので、その後は眠ったり起きたりしていたような気がする。ICUにはいっているのはわかっていたが、時計もなく、光もはいってこないので、何時かもわからなかった。意識は其のうちはっきりしてきた。

そして、下半身は裸、尿のカテーテルと袋がさがり、右のおなかからはドレインが。ドレインからは2つの袋がぶら下がっていた。首には輸血の可能性を考えて、静脈、動脈に針が3本はいっていたし、両手は点滴。。動けなかった。ドレインがついているところは誰かがナイフで刺したような痛みがあった。

それをフィジオとか言って、ベッドから起きてあるけといった女性にはさすがカッときた。痛さで吐き気を催しているのに、歩き方がわるいとか。。しかし、今回は執刀医のことも考慮し、文句をいうのはやめた。

しばらくして友人カップルが様子を見に来てくれた。寝たままで、みだらな格好をしているからと躊躇したがうれしかった。其の後に、執刀医がやってきた。私ののう胞から5リットルの水が出たと教えてくれた。とっさに。。これで体重激減と喜びも。。

2018年7月21日土曜日

いよいよ手術!!

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手術まで1日となったとき、突然の痛みに襲われた。先生と話して、救急患者として入院することになった。あと1日。。。がんばれと2-3時間我慢してみたものの、だめだった。

素敵な病院のサーファーズパラダイスを臨むお部屋に落ち着いて、血圧を測ったら、180を超えて、手術が危ぶまれた。担当の外科医は内科医と相談し、血圧低下に必死の努力となり、どうにか朝までに通常にもどした。薬漬けだった。
病室から見えた景色

最後の日に家の中を片付けるつもりができず、乾燥機の中にはまだ洗濯物が、洗濯機にも洗濯物が、Dishwasherには汚れたものが。。。そんなことを考えている時間はなく、すべてそのままにして、家を後にした。

手術当日9時だといわれていた。消毒剤のついたスポンジでシャワーを浴びるように言われて、手術用の紙でできた手術着に着替えてまったが。。いつになっても迎えはこない。。手術を控えているから、食べることも飲むこともできず。。待つこと。。3時間。恐怖も。。高まる。考える時間のないうちに手術して終わって欲しかった。

やっとtheaterに運ばれていって、そこで、待つことまた30分以上、これこそ恐怖の頂点。早く、麻酔をかけてわからなくして欲しいと。。。願うが。。。恐怖のこの時間もやっと、担当の外科医がでてきて、話をし、終わりとなった。

この国は分業制。病院は建物とスタッフが基本。医師は病院という建物とかtheaterとか施設を借りて手術をしたり、治療をするのであって、病院に属しているわけではない。麻酔医なども担当医が自分で手配する。 公立病院に入れば、すべて無料、プライベートホスピタルはお金に余裕のある人か、私のように、プライベートの保険をかけて、このようなときはその保険から払う。

病棟はほとんどが個室、シャワーつき、大きなお部屋でホテルのようだ。食事もそれぞれの嗜好にあわせてそれぞれのメニューから好きなものを選べるから、まずくはない。

患者の名前はお部屋にはみられない。患者は00棟のxx番のベット (私の場合は9棟23番ベットでした)







2018年7月7日土曜日

手術の日が迫ってきた。。。さあ。。大変!!

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さて、手術の日まであと1週間、今までフツーに生活していたのだから、特に、変わったところはないはず。でも、のう胞があるとわかった日から、症状を感じるようになったのはやはり、病は気からというのは本当なのだろうか。

疲れやすくなった。ベットで寝ていたほうが楽な気がする。食べられなくなった。これは本当だ。食べたいのに食べると気持ち悪くなる。大きなのう胞があちこちの臓器をおさえているらしい。

痛みがあるような気がする。あるのだろうか? 前もあったのだろうか? それにしても、GPはどうしてもっと早く気づいてくれなかったのだろう。。と。これを読んでいる人たち、疑問があったら、躊躇せず、セコンドオピニオンを探そう。

さて、病院の入院書類はすべてオンラインでできる。座っていて、クリックしていくだけだ。まあ、死んだときに誰に連絡するか、どうやって連絡するか。。などなど。。一般的な質問と体に関係する質問がある。両方で1時間くらいかかった。

さて、病院へもちこめるものを見るために、病院のサイトにいくと、ベットはホテル並み、タオルもあって、テディベアまで座っている、これで、シャンペンでも写っていたら、ホテルだ。まあ、、写真というのは写し方によってどうにでもなるし、あとはフォトショップすればいい。持ち物のところにいくと、ipad, laptop..free wi-fi..これもホテル並みだ。まあ、無料のwi-fiがあれば、映画も見られるし。。時代は変わったなと一人で関心。 イヤホーンとタブレットさえあれば、何の差支えもない。

そして、先生への手術代を払ったら、後は、指定された時間に出向くだけだ。ここは病院へ払うお金、麻酔医に払うお金。。。と退院してからこれでもかこれでもかというくらいくる。病院によってははじめから、保険(medicare)や自分でかけている保険(medibank private etc)から差し引いてくれるところもあるが、ほとんどはあとから自分で書類を提出してお金が返ってくるという仕組みだ。

だから術後は傷も痛いが、頭も痛い。。


2018年6月30日土曜日

ついに手術の日が決まった!!

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ついに手術の日が決まった。ここは病院を先生が借りる形で手術をするのだ。先生が病院に属しているわけではない。

え。。と、肝臓に関しての血液検査は。。ああ。。肝機能は正常ではない。。(もちろん、だから手術するんです)、あとは、感染もないし、腫瘍のなさそうだし、で、肝炎でも無さそうだし。。よかったね。そうかな??

じゃ。。次は手術の日。2つの病院でできるけど。いつがいいんですか。。先生、コンピュータをみて、あ!23日までどこも空いてない。ごめん。じゃあ。。23日に。僕ね、金曜日に手術してもいい。。と言った先生、カレンダーをみて凍っていた。ははは。。13日の金曜日だ。やめようね。ということで、14日の土曜日に私一人を手術してくれることになった。しかし、一人で手術はできない、手術室のあき、麻酔医、アシスタント、看護婦、すべての手配も手術する先生のオフィスがオーガナイズすることになる。

で、一応14日にきまり、また、説明が始まった。もうあまり知りたくない。グーグルできるし、知っていても、神経質になるだけだ。もっと悪いのは昔大学病院で翻訳をしてたから、いろいろな医学用語を知りすぎていて、論文などすぐ読めてしまう。あんな仕事をしなければ、意味がわからなく、何も考えなくて済むのに。。と。

でも、質問っていうから、「出血が起こったらどうするんですか」「僕は知らん顔して逃げたりしないから大丈夫だよ」え!!それ答え?! 

「のう胞が大きいからおなか切ることになるけど。。いい?」「え。。いやって言っていいわけ?」「それはない。。」だったら、聞くなって!!

「術後はICUに入ることになるけど。。みんなちゃんと世話してくれるし。。」「でしょうね。。じゃなくてはICUとは言わない!!」

「もし、胆汁の漏れや出血があったら、再度、口から管をいれて手術するから。。」いい加減にしろって!!

「君はオーストラリア人のようにタフ?タフだったら、4-5日で早く退院できるけど。。」「私はオーストラリア人ではなく、大和撫子!!、ゆっくり退院します」

会話にならないから、ワンコの話をして終わった。

ここは先生の費用は先払い。1週間前には払わなくてはいけない。死んだら払えないから。

ということで、パジャマを買ったり、家に買い置きをしたり、大変な週末になっています。しかし、呼吸が苦しく、胃が押されているのがわかるので、あまり気持ちよく週末をすごしているとはいえない。さて。。来週の週末は最後の週末。。ばたばたしそうだ。

2018年6月22日金曜日

動物と自然を守るために、買い物用スーパーのプラスチックバッグを禁止

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私の手術は来週決まる。遺書の手配もしたし、後は、ドクターと話しあい、手術の日を決めるだけになった。怖くないといえばうそ。怖くて仕方がないけど、私の力ではどうすることもできないので、運命を受け入れるだけと思い始めた。ただ、遺書を弁護士と一緒に作っていた段階で、あなたは火葬にするの、土葬にするの。。って聞かれて。。決められない。。で、少し息抜きに他の話題を。

ここクイーンズランド州では州の法律でスーパーのレジのプラスチックの袋は禁止することが決まり、違反したスーパーには罰金が課せられる。この国は罰金をつけて法律を守らせるのが得意だ。

軽いプラスチックバックは飛んで、海におちたり、ビーチにほって置かれたりする。それを亀が食べたり、いるかや鯨を含む海の生物が食べたりして消化できずに死んでしまう。調査の結果では30%の亀の死はプラスチックが原因だそうだ。ビーチを歩いている人の中にはそんなプラスチックを拾ってゴミ箱に入れている人たちもいる。

いろいろな利用の仕方があるし、プラスチックの袋は有用だという人、自然のためにすんなりと受け入れる人、現在は賛否両論だ。10日早くその法律のさきがけをしたスーパーではレジで再利用できる袋を売って金を儲けているとか。。の批判もでているが。。この美しい自然を守り、動物や鳥たちを守るにはやはりどこかでけじめをつけないと取り返しがつかなくなる。そんな点では政府が率先したこの運動はある意味では意義のあることだとおもう。

プラスチックでも普通のゴミ箱に入れて、燃やしてなくなるものは除外されている。たとえば、ワンちゃんのウンチの処理をするプラスチックバック。公園には市の計らいでプラスチックバックがおかれているから、それを使って、ウンチの処理をし、あちこちにおかれているゴミ箱の燃えるごみのほうに入れれば、それで、ビーチに風で流されていくことはない。

まあ。。プラスチックバッグもあればあったで、便利だけど、確かにあちこちに落ちているのは足に絡まったりしていやな思いをすることもある。なければないで、きっといろいろな工夫がこれから出てくるだろうから。。自然と動物のために私はお買い物バッグを車に積んでいつでも利用できるようにすることにした。



2018年6月16日土曜日

やっと、専門医の診察を受けられた!! 2週間は長かった。

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待ちに待った診察の日が来た。2週間は長かった。初めて会う先生。やさしいだろうか? 私の病気はどうなんだろう。。悩み抜いて、後はどうにでもなれの状況で診察を迎えた。どうしても最悪な状態が頭を離れなかった。

ここでは家庭医の紹介状がないと専門医にはみてもらえない。無駄な診察を避けるためだ。最初に紹介してもらった先生をネットで調べたら、レビューが思わしくない。そこで、再度、家庭医に戻って、自分で調べた先生を紹介してくれるよう頼む。やはり、納得した医師にかかりたい。私はこだわりが強いのかもしれない。

診察室から出てきた先生はすらーと背が高く、ハンサム!! この国は白衣をきている医師はいない。このくらいは楽しませていただかないと。病のことばかり気になる。ネットで下調べはすんでいたが身長とか顔は実際あってみないとわからない。オーストリアからオーストラリアに来た先生だった。肝臓の専門医としてネットにでていた。年は40代か50代前半。。まあ。。老眼鏡をかける前だから、手術は大丈夫だと思う。

この国では先生は患者がちゃんと理解できるまでは画像、スケッチ、。。すべてを使って、患者に説明して患者が理解するのをしっかり確認する。質問はし放題。先生にお任せしますは手術だけ。質問なしでは医師は患者がわかっているかどうかわからない。どんな馬鹿な質問にもしっかり答えてくれる。それが義務のようなものだ。

日本で母を看病しているとき、担当医に薬について質問したら、「僕を信じてください」と言った医師がいて、私は言葉がでなかった。宗教ではないのだから、そんな言い方はないのでは。ここでそんなことを言ったら、後でなにかあったときに訴えられる。説明してもらえなかった。と。。そして、そんな先生のところに行く人はいなくなる。

私の肝臓には4つののう胞と呼ばれる袋があり、2つはすごく大きい。もう肝臓を十分食べつくして残りはすくないと。アレ!! 肝臓を含めてすべて切り取らなければ、他の臓器が圧迫されて稼動しなくなる。え。。これを淡々と説明する医師はやはり外科医。ただ、これは感染症の危険もあるので、すべての検査を終えてから手術ということになり、手術の日付は2週間後に決めることになった。

感染は羊からくるとか。。羊について質問攻めにされたが東京で人生のほとんどを暮らした私が羊に接する機会なんてあるわけがない。「先生、東京には羊いないです」と。「そうだよね」

ということで、また、血液検査に戻されて、2週間待ちになった。

https://www.instagram.com/mj_luv_nature/

2018年6月9日土曜日

大変!! 病気だった!!

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 自然に抱かれてシリーズを書きたかったのですが、最近、病気だと診断がくだされてしまいました。

この国にいると、女性でもおなかの出た人はたくさんいる。妊娠ですかなんて聞いたら大変。本当はデブなだけでした。

私もあるときからお腹がでてどんなにジムにいって激しい運動をしてもお腹はへこまない。でも、まさか、お腹がでているからだけでは病院へはいけない。気にはなっていたのだが。。年かなとか、ダイエットしてみるかとかしか考えなかった。

最近、ちょっとしたことで家庭医(GPと呼びます)のところにいって血液検査をしたら、肝臓の値が悪い。。アレアレという間に超音波とCTスキャンを撮ったら、大きな大きなのう胞があることがわかった。あまりの大きさに卒倒しそうだったし、手術やいろいろなことを考えて一時は落ち込んでしまった。このお腹はすべてそのせいだった。

しかし、落ち込んでも、卒倒しても、私個人でどうすることもできないから悩むのはやめた。

後は、ドクターを信頼するだけ。この国は家庭医からの紹介状がなければ専門医のところにはいけない。すぐに予約がとれるわけでなく、2週間待ち、今週末やっと専門医の診断となる。その専門医と会うのが恐ろしいといえば、恐ろしいけど。。仕方がない。

一応は何かあったときのためにいろいろな準備をしてそれに臨むしかない。

ここに住む日本人のなかには日本に戻って手術をしますという人たちもいる。私は保険もないし、いまさら帰国しても同じかな。。と居直って、ここの先生を信頼することにした。日本に戻って手術しても助からない人は助からない。人の運命は私たち個人ではどうすることもできない。

大きな自然の中で小さな自分の無力さを感じる。


2018年6月3日日曜日

美しい自然に抱かれて

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 写真は経験があるけど。。ビデオはあまり経験がない。。それでも美しい海をビデオに撮ってみたかった。

ゴールドコーストの海は波の高い海と半島と島に囲まれたBroadwaterと呼ばれる波のない海がある。干満の差が激しく、満潮になるとビーチは砂浜がほとんどない。その代わり、引き潮になるとビーチがすごくひろい。このビデオは引き潮のときに撮ったものだ。

海は透けていてにごりはない。ビーチのごみは稀だ。あちこちにゴミ箱があるからそれに入れればいい。ぽこぽこ穴があいているのは海の生物が寝たあとか、カニの隠れ家だ。

ケアンズに行かれた方は気がついたと思いますが、海はマングローブで覆われ、泥のような感じの砂があり、白いビーチなどない。ここもほとんどもともとはマングローブの生息する海だったようだ。そこに砂を運んできたところもある。マングローブの生息する海はきれいで、いろいろな生物が生息するそうだ。

美しい海沿いに公園とその真ん中に道があり、若い人も年配の人も楽しそうに歩いていっる。すれ違いに”hello,” ‘Morning” “how are you?” と声をかけたり、ワンちゃん同士が仲良くなって、知らない人としばらく話し込んだりすることもある。中には話が進んでプライベートのことまで。。でも名前もいわずに分かれて、また、会ったり。この国は形式なしです。ワンちゃんを連れていると、小さい子供が近づいてきて、お母さんが触ってもいいかしら? どうぞどうぞ!!うちのワンコは子供大好きだから、なんて言って、触ってみて納得するとありがとうと。誰とでもスマイル、そして、会話。もちろん、今日は誰とも“話したくない”の雰囲気が出ている人も。それは個人個人。リラックスした人間関係です。

ビーチも歩く人、つりをする人、水上スキーの準備をする人。。さまざまだ。水着で寝転んで本を読む人、ピクニックをする家族、しっかり寄り添って話しが弾んだり、キスをしているカップル。かもめ、ペリカン、オイスターキャッチャー、アイビス。。オーストラリアダーター(日本の鵜の家族のようです)など、いろいろな鳥がいて見ていてあきません。ここには大きなショッピングセンターはそんなにないし、日本のような町並みもない、素敵なレストランも日本ほどあるわけではない、でも、この美しい海と砂浜しかないけど、この自然はやさしく人間の心を包んでくれます。

ワンコの散歩仲間の女性が朝陽に照らされたビーチと海をみて、「本当にこんなところに生まれてきてラッキーだわ」といっていた言葉が胸をついた。

2018年5月26日土曜日

美しい自然に癒されて 1.

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オーストラリア・ゴールドコーストに来てから20年プラス。最初に来たときは、なんと錆びられたところなのだろうって思ってしまうほど、何もありませんでした。

それからあっという間に超高層ビルが立ち並び、街はモダンな都会に変身、そして、市電まで走るようになった。

でも、変わらないものが自然。ある程度住宅の開発などで破壊されたが、コアラもカンガルーもかなり安心して暮らせるところがあるし。。といっても、道路を横切るカンガルーにあたったらこちらの車がただではすまない。カンガルーが安心してくらせても、私たちは安心はできない(笑)。

ビーチと海。透き通る海のビーチの広さは表現できないくらい美しい。ここをワンコと散歩できる幸せは他と引き換えにはできない。リードなしで、朝陽に照らされたビーチを思い切り走るワンコを見ているとなんとなく幸せになってくる。夏は日の出が早いから厳しいけど、あのすがすがしい自然の空気を吸いながらの散歩はやめられない。

朝陽があがるころになると、難民のようにみんな砂浜を歩いている。走っている人もいる。その間をかもめやペリカンが歩いていることもある。ペリカンなんて動物園でしかみたことなかったのに、その辺にいる。

旅行で来る人たちはこの何百分の一しかこの美しい自然を味わうことができないのが残念だ。サーファーズパラダイスばかりがゴールドコーストではないことを覚えていてほしい。

***ゴールドコーストの私の写真のリンクです。


https://www.instagram.com/mj_luv_nature/